いろいろ好きに語ります

ゲーム・任天堂系の話題を中心に語っていきます

E3 2017 任天堂まとめ

まとめとはいっても発表の中で印象に残ったことを要約した上で個人的な感想を書くだけなので悪しからず

 

スプラトゥーン2

 映像での発表は無かったが、イカ研究員こと野上PがTree House Liveで「サーモンラン」「ヒーローモード」等の詳細を解説した。

 サーモンランは簡単に言ってしまえばCoDシリーズのゾンビモードに近いものだが、思っていた以上のボリュームと難易度をもっていそうで非常に楽しみだ。出来れば報酬だけでなく、スコアを極められるようになっていればモチベーションも維持できてありがたい(200%が果たしてどんなものか...)

 ヒーローモードは特に新しい発表は無かったが、ステージのクリアタイムが表示されるようになったのは素直に嬉しい。前作もスピードクリアのようなことを一人でやっていたが、アクションゲームにおいて一番シンプルな記録の追求はタイムアタックだと思うので、出来ればもっと多くのゲームで最速タイムが表示されるようにしてほしい。

Xenoblade2

 目新しい続報はなかったが今作の舞台が巨神獣(アルス)という巨大な生物の上で、それらは複数存在するため、完全なオープンワールドではないということが開発者の口から告げられた。プレイ映像を見る限りでは前作、前々作と相違ない広さを誇っているが、これが意味するところは非常に気になる。

 キャラデザの一新から多少の違和感を感じるファンも少なくはない。私個人としては深夜アニメが一般市民の娯楽として浸透し始め、いわゆる「萌え絵」寄りなキャラデザが”標準規格”になったことを示唆しているようで「ははーん」などと勝手に納得していたため、違和感は少なかった。主人公の顔は少し無個性な気はするが...

 

 それにしても任天堂のタイトルの支援をしつつ、定時帰宅を徹底するモノリスソフトが前作XenobladeXから約2年で今作を完成させたと考えると、恐ろしい開発スピードである。

星のカービィ for Nintendo Switch(仮)

 星のカービィWii以来となる据え置き機向けカービィ。(いつの間に作ってたんだHAL研!?)Wiiにもあった複数人プレイはそのままにSDX、USDXぶりにヘルパーが復活した。

 星のカービィ64にあったミックス(コピー能力同士を掛け合わせる)に似た要素も見受けられたり、星のカービィ3とアニメ版以外に一切登場しなかったクリーンの能力が復活したこともファンを沸かせた。

 TDXやロボボプラネットのようなひとつの新しい要素を加えるというよりかは根本的なシステムの変更を施したように感じた。

メトロイド RETURN OF SAMUS

 『メトロイド ゼロミッション』以来、約12年ぶりとなる2Dメトロイド(とはいってもリメイクだが)。ドット絵ではなく3Dポリゴンになったことで全方位へのエイムが可能となるなど、操作感は原作を圧倒的に凌駕してくるといっていいだろう。

 海外ではメトロイドプライムシリーズの方が人気だが、2Dメトロイドにもまだまだポテンシャルがあることを是非示して欲しいと思う。

メトロイドプライム4(仮)

 タイトルだけの発表にも関わらず、アメリカ任天堂の動画が154万再生を記録したり(2017/6/20 現在)、妙に盛り上がったこのタイトル。前作から約10年待たされたのだから無理もないか。

 個人的には開発会社がレトロスタジオではないことの方が驚いた。(レトロスタジオは今何を…)まだゲーム画面も開発会社も明かされていないため特に言及することもなし。

ファイアーエムブレム無双

 登場するキャラクターが三すくみのシステムを活かすために『紋章の謎』『覚醒』『if』に限定されると発表されてからの今回の映像。「三すくみを成立するために必要な役者が揃ってねーじゃねーか」とファンからの苛立ちの声が聞こえてきそうだ。

 『白夜王国』のリョウマ、『暗夜王国』のマークスが登場したのを見ると『if』の主人公格キャラ8体全員参戦しそう、と思ったのが個人的な感想。

ヨッシー for Nintendo Switch(仮)

 前作『ヨッシー ウールワールド』の資産をそのままもってきたような印象を受けるが、完全なウールクラフトの世界観ではなく、ペーパークラフトなどを始めとした子供部屋のような世界観にグレードアップしている。

 表と裏を行ったり来たり3D空間を走りまわるようなシーン(限定的な可能性が高い)もあったりと単純な2Dアクションではないことも示唆していた。

 最初に見た時はペーパークラフトの感じが「カラースプラッシュっぽいな」と思った。グッドフィールとインテリジェントシステムズの間で技術の共有が行われたとも考えにくいが、もしかするとこのタイトルはWiiUの『星のカービィ スーパーレインボー』、『ヨッシー ウールワールド』、『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』等の等身大の世界観のタイトルの表現技法のある種の到達点に行き着いているのかもしれない。

マリオ&ルイージRPG DX

 マリオ&ルイージシリーズで唯一やったことがないタイトルが初代だったのだが、まさかリメイクが出てしまうとは

 今回任天堂から発表されたタイトルの中で唯一リークされたのがこのタイトルだったようだが(海外の通販サイトかなにかに事前登録されていたのを発見したらしい)、正直信用はしていなかった。リーク情報であることもそうだが、アルファドリームがここに来て先祖返りをする意図が分からなかったことが大きい。

 『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』と『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』、この2タイトル間でキャラクターデータ等の流用が行われ、それをさらに初代リメイクにも使用するとなると、ユーザーが考えているほどリソースは割いていないのかもしれない。それを鑑みてのリメイク決定だとしたら納得できる。(リメイクだからといって売り上げをそこまで期待できるシリーズでもないと思っただけに)

スーパーマリオ オデッセイ

 事前から発表されていた今回の発表の目玉タイトル。期待を裏切らない東京制作部は今作でもどうやら健在のようだ。帽子の姿をした相棒「キャッピー」によって手に入れた能力「キャプチャー」。ゼルダBotWもそうだったが、単なる新しい変身などではなく、ゲームの根本に関わってくる大きな仕組みを導入してきたのが、上辺な変化ではないことが伝わって来てとてもワクワクする。

 ここにきて箱庭マリオに路線を戻してきたことについてはここで話すと長くなるので、気が向くか、発売されたら書くことにする。

 ポリーンが登場したことや、マリオの服が過去作からの引用だったりと、「本当に本編マリオなのか!?」というレベルのファンサービスの多さは今回のE3一番の驚きだったかもしれない。

 PVで流れた『Jump Up, Super Star!』には何か感慨深いものを感じ、少しウルっとしてしまった。

 

総評

 映像で発表されたタイトルは今年、もしくは来年発売の任天堂のシリーズものが主だった。Wiiの体感系ゲームではなく、ゲーマーへの訴求力の高いタイトルを中心に置くことでサードパーティの呼び込みを狙っていると思われる。また、インディーズタイトルも積極的に呼び込みを行っており、持ち運べる点、コントローラーが標準で二つ付いているを鑑みれば、たとえマルチタイトルであっても差別化は充分出来ているといえる。また、E3が一般公開されたことをうけてか『ポッ拳』『ARMS』『Splatoon2』とeスポーツのイベントを開催、どのゲームも会場を沸かせた。

 

 実況動画を容認したり、継続的なアップデートや追加DLCの発売を行ったり、eスポーツ関連へのアプローチをしたりとゲームそのものだけでなく、ゲームを盛り上げていく取り組みもこれからの任天堂は積極的に行っていくだろう。