いろいろ好きに語ります

ゲーム・任天堂系の話題を中心に語っていきます

ゲームのボスの話

 唐突だが、自分はボスが好きだ

 何が好きかと言われると、雑魚キャラとは一線を引くビジュアル、盛り上がるBGM、一進一退の攻防、(基本的には)唯一無二の存在と対峙する高揚感。挙げるとキリがないからこのぐらいにしておこう。(他にもサイズはデカイほどいいとか、人よりも魔物タイプの方が好き、とか色々あるが)

 

 だが、そんなボスが好きな自分がしょっちゅう思っていることがある

 

 いつになったら専用フィールドじゃない普通のフィールドで戦えるんだ!

 

 ボスの戦いというと専ら通常のフィールドから隔離された空間で戦うことが多いと思うが 、これに遭遇する度こういうことを思っている

 

 不自然さを緩和している作品も無くはないが、多くの作品はいわゆるボス部屋――ゲーム的ご都合主義ともいうべき空間でボスと戦うことになる。その脅威は外に出る心配が一切なく、決闘のような状況でボスと対峙する

 その脅威がジワジワと外の世界を侵食し、さっきまで歩き回っていたフィールドが大きく姿を変えてしまう。そんな"現実的なシチュエーション"のボス戦はあまり見かけない

 ただ、ニアピンをしている作品も一応ありはする

 

 自分が大好きな作品、『スーパーマリオサンシャイン』はこの不満を割と解消してくれている

 ボスパックンはビアンコヒルズの町の上空を移動するし、ボスハナチャンはマンマビーチの砂浜を爆走するし、マンタはシレナビーチをメチャクチャにするし、むしばうなきは深い海の底に鎮座してるし、メカクッパに至ってはピンナパーク全体を周回するジェットコースターを使った戦闘が楽しめる

 こう書いてみると、自分の不満に対して100点満点に限りなく近い答えを提示しているな…ていうか恐らくこの作品の影響でこういうことを思っているんだろうな

 

 まあ話を戻すと、その影響で今はデカい奴が闊歩してる様、飛行している様を見てみたいという欲求が呼び覚まされてしまっている

 具体的には、『ワンダと巨像』の巨像ぐらいのサイズなら満足できる。この作品も割と惜しい線をいってはいるが、ボスとの戦い自体に謎解き要素があることも相まって、やはり専用の戦闘フィールドに落ち着いている

 

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 このぐらいどでかい奴が我が物顔で広大なオープンワールドを行き来する様子を見たいと思う。思わない?

 

 ちなみにこの話の流れでいうと、『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の魔獣ガノン戦は期待外れだった。ガノンは完全に置物と化しており、体の向きを変えるだけで動くことがない。戦闘フィールドもあくまで隔離されたオープンワールドの一部分だけに留まっている。トワプリのような馬上戦をあのサイズのガノンと出来たら......無い物ねだりはよくないが、せっかく外の世界で戦う場面なのだからもうちょっと躍動感ある戦闘であって欲しかった

 ちなみに神獣は大好きだ。生物を模倣した人工建造物というコンセプト、絶妙な機械と生物の中間の動き、そしてデザイン。神獣がいる周りの地形が実質ボス戦のステージ状態になっていることを差し置いても大満足だった

 

 とは言ってるものの自分の欲求はまだ完璧には満たされていない。このエントリーの内容そのものがコンセプトのゲームがあってもいいくらいだと思っている。ゲームクリエイターの皆さん、待ってます!